1999

峠考〜その楽しみ方の瑣末的考察〜(永冨氏)
氏の「卒業論文」とも言うべき、5年間の峠行から得られた、峠のおもしろさの集大成。様々な観点から、峠の楽しみ方を考察している。
 

P405 ちょっとエラそうに言ってみる初随想(鈴木 操氏)

う〜ん、ちょっとエラそうに何を言うかというとー、「楽しむ」についてです。楽しむ事はメチャ大切!何をさしおいても楽しむ事が大切ですと言いたいくらい。 大学に入って色々な人に出会い、始めて価値観が人の行動や考え方を左右しているか、左右の程度というか、レベルみたいなものを再認識したんです。 だから言ってしまえば、同じ楽しいでも、「自分の思い通りやりたいことが出来て楽しいと思う人」と「周りの人が楽しんでくれているのが楽しい人」や「周りの人の気持ちを無視してまで自分のやりたい事をやっても楽しくない人」やいろいろいると思う。 だから楽しむ事が大切という時の楽しむっていうのは自分が楽しいと思えるそれぞれの状況。つまり自分が1番心地良い状況を作る事だと思う。(ここで誤解してほしくないのは「自分のために心地良い環境=自分だけが楽しい環境」という意味ではない事です。)

私は最近思うんだけど「人生楽しんだ方が得」だなって...。ある意味「楽しむための努力」が必要だと思います。私的には、自分が楽しんでないと、周りが楽しくてもあんまり心から「良かったね。」とは言えないんです。周りの幸せを素直に喜べない性格なのです。つまり、この随想で言いたかったのは、「自分は、自分のために生きているのだから(他人のためではなく)自分のために楽しんで下さい。」ということなんです。だって、死ぬ時には「あ〜、楽しい人生だった。良かった良かった。みんなありがとう。」って言って(思って)終わりたいやん。