「阪大春秋」顛末記

昭和57年入学 升谷 保博


一昨年より何かとお騒がせしてきました「阪大春秋」が,予定より大幅に遅れてこの9月にようやく発行されました。
この本は正式には「大阪大学創立六十周年記念同窓会誌 阪大春秋 大阪大学人国記」という名前がついており、本編1375頁,同級生編 上下計1861頁という大作で、その厚みは3冊合わせて15cmにもなります。
その中でサイクリング部は,同級生編(下)の1698頁から1701頁までに「銀輪とともに世界を翔ける」という副題で部の歴史を綴った文章を載せています.以下では,この頁を掲載するにあたっての顛末を報告します。

「阪大春秋」にサイクリング部の頁も載せませんかという話が幸田会長の元に舞い込んだのは92年の夏前でした。
会長の要請を受けて,9月に臨時の幹事会を開き,そこでこの本にサイクリング部の歴史を4頁に渡って掲載すること、そして取りまとめ役を私が担当することが決定されました。

25年間の歴史の流れがわかるようにということを考慮して、およそ5年間隔で執筆者を選び(OB5名,現役1名)、各年代の当時の様子を書いていただくことにしました。
当初は事務局の設定していた締切が早く、執筆者の方々には無理をお願いして大変申し訳なかったと思っています。
しかし、短い期間だったにも関わらず,量的にも内容的にもバランスの取れた原稿が集まり、編集作業は楽にできました。
また、せっかくですから写真をたくさん載せようと考えて、何人かの会員の方に貴重な写真を提供していただきました。
さらに、部室の残っている古いアルバムからも面白そうな写真を捜し出しました。これには、OB会結成の際に、創部20周年を記念して部の歴史を堀り起こしてまとめた時の経験が役に立ちました。
その後93年7月まで、執筆者や事務局と何度かやり取りがあり、徐々に紙面が仕上っていきました。

一方、掲載にあたっては、協賛費という名目のお金が必要でした。「阪大春秋」事務局は、各頁の下1/4を名刺広告に使い、1頁当たり6名、1名15,000円、計36万円を集めることを求めていました。
それに対して、幹事会では、
(1)我々のOB会は会員が多いので小額の寄付を多数から集める
(2)名刺広告の体裁は取らずに、小さな寄付者のリストだけを載せ、その代わりに内容を多くする
ということが決まりました。
そして、92年11月のOB総会とその後の会報郵送の際に1口3,000円の寄付を募りました。
この段階では、20万円弱が集まり、残りはOB会の会費から充当しようと考えてたのですが、93年の春に事務局が広告のダイレクトメールを送ると聞き、そこに寄付を再び募る手紙を同封してもらうように依頼しました。おかげで、最終的に94口282,000円の寄付が集まりました。

その後、長い間事務局から音沙汰がなく、もしかしてこの企画は潰れたのではないかと不安にもなりました。
しかし、この10月に連絡がつき、協賛費を250,000円にし、部とOB会に1部ずつ献本させることになり、結局、OB会の会計を全く傷めずに済むことになりました。

なお、私の独断ではありますが、寄付していただいた中から実際の協賛費を差し引いた32,000円はOB会の会計に寄付します。
何卒ご了承下さいますようお願いします。

最後になりましたが、執筆者の方々、写真を提供していただいた方々、そして、寄付をいただいた全ての皆さんに、心からお礼申し上げます。

ありがとうございました。

*執筆者(敬称略):
幸田(41),妙中(45),塚本(51),冨園(56),大場(60),野村(H4)

*写真提供(敬称略):
幸田(41),妙中(45),溝口(46),塚本(51),岡本(52),亀川(52),升谷(57),大場(60),村上(63),野村(H4),部室に残る古いアルバム


*作業の流れ:
92年 6月 定例幹事会にて始めて議題に挙がる.
92年 7月 説明会に幸田(41)会長が出席.
92年 9月 臨時幹事会.編集は升谷(57)が担当.
92年10月 原稿集まる
92年11月 第7回OB総会で報告.
1口3千円の寄付を募り,20口6万円集まる.
92年11月 総会欠席者に寄付を頼む手紙を出す.
92年12月 執筆者にゲラを送る.
93年 1月 寄付が59人から66口集まる.
93年 3月 事務局の厚意で「阪大春秋」のダイレクトメールの中に寄付を募る手紙と振込用紙を同封.
93年 5月 頁の最後に載せる寄付者の一覧完成.最終的に寄付は80人から94口集まる.
93年 6月 定例幹事会で報告.
93年 7月 最終校正完了.
94年10月 事務局と交渉の末,協賛費を25万円に値切り,部とOB会に1部ずつ献本させる.
94年11月 25万円を事務局へ振り込む.
*寄付をいただいた方々(敬称略):
S41入学: 幸田[2]
S42入学: 佐藤,妙中,藤村,渡辺
S43入学: 近藤,寺岡[2],服部[2],福井
S45入学: 中尾
S46入学: 川口[1.5],巽,溝口
S47入学: 井上,植田,宇都宮[2],奥田,河野,斉藤,田中健蔵,田中茂,藤原,別府,宮崎,川口(山佐)[1.5]
S50入学: 大橋,尾島[2],佐藤(藤原)[2],森本
S51入学: 角川,塚本,名畑,並河
S52入学: 亀川
S53入学: 辰巳,中島[2],福島
S54入学: 岡野,小林[2],谷岡
S55入学: 杉村,中筋,野田[2]
S56入学: 茂野,冨園,山本雅道
S57入学: 臼杵,江田[3],津田,前原,升谷,山本
S58入学: 外川,永田,森,和田
S59入学: 飯山,亀山,田村,吉澤,吉見
S60入学: 岡,佐野,能勢,萩原,桝田
S61入学: 犬飼[2],児玉,田中,中山,村上,柚木
S62入学: 角井[2],鈴木,高橋
S63入学: 井根,京屋,中村,前川,森井

[]は1口以外の人の口数